お客さまの声

おかえりとただいまが通い合う、余裕と余白のあるおうち

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今回訪れたのは、昔ながらの家屋から新しい住居まで、さまざまなおうちが立ち並ぶ住宅街。その中に佇むホワイトの外壁のお住まいが、2019年末に建てられたIさまのご自宅です。

20軒近くの展示場を、自分たちの目で見てきた。

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家の前に到着すると、窓の向こうから元気よく手を振るお子さんの姿が。その姿に導かれ、おうちの中へおじゃまします。

玄関の引き戸を開き中へと進むと、複数のドアが待ち受けていました。どうやら一方はメインの扉、もう一方は家族用の扉のようです。

出迎えてくれたのは5人家族のIさまご一家。小学生の息子さん、娘さん、1歳を迎えた息子さんの3人きょうだいの楽しそうな声が聞こえます。先ほど手を振ってくれていたのは、この小学生の2人でした。

「3人目が生まれる前は、メゾネットタイプのアパートに住んでいました。しかしやはり手狭でしたし、子どもたちの声で周りに迷惑をかけるのも心配だし......と、家づくりを考えるようになったんです」と教えてくれたのはご主人。息子さんが小学校に入る前までに、と決めて住宅展示場を見始めたそうです。

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「2人とも具体的な希望があったわけではないんですが、木をふんだんに使う家がいいかも、という話はしていました」と奥さま。同じメーカーでも展示場ごとにコンセプトも違うため、ひたすら実物を見て比較していきました。その数は、なんと20軒近くにのぼるそう。

「やはり耐震性は重要視していましたが、メンテナンス性という点にも注目していました。長く住むとなると手入れは必要になるので、きちんとそのフォローをしてくれるかどうかは大事ですよね。その点で、営業担当の方と合うか合わないかという直感的な部分も考慮しました」

木の香る家と話しやすいスタッフに、心を打たれて。

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多くの住宅会社を見て回るうち、候補のひとつに挙がっていたソネケン。ご主人の同級生がソネケンスタッフであるということもあり、ソネケンの存在は知っていたそうです。

展示場に見学に行ったときのことを、奥さまはこう語ります。

「ドアを開けた瞬間、木の香りがふわっと香ってきて、なんて素敵なんだろうと思ったんですよ。さらに担当してくれた方もお話を上手に引き出してくれて、こちらの想いをよく汲み取ってくれました。とても話しやすかったですよ」

ソネケンがつくる家も、対応したスタッフの印象もとても気に入ったというIさま。具体的にプランの提示をお願いし、ソネケンとともに家づくりをしていくことにしました。

「ちなみに、土地は同時並行で探していたんです。すると、たまたま私の祖母が住んでいた土地を譲ってもらえることになり、この土地でのプランニングをソネケンにお願いしました」と奥さま。お祖母さまの思い出の地で、夢のマイホームづくりがスタートしました。

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数々の展示場で目にした設計や住宅雑誌で知った情報、そして以前の住まいでの経験。それらを踏まえた要望を、設計担当とともに一つひとつかたちにしていきました。その数ある要望のうちのひとつが、「スムーズな家事動線」だといいます。

「1階も2階も回遊性のある設計にしてもらっています。特に希望していたのはランドリールーム。この1室で、洗う・干す・しまうが完結する空間づくりにしました。以前のメゾネットタイプの住まいだと、1階の奥で洗濯をして、2階の反対側の奥まで持っていって干さなければならず......毎日のことなのでとても大変だったんです。だからこそ、その作業動線と洗濯物の乾きやすさを考慮した設計にはこだわりました」とご主人。

日光がふんだんに注がれるスペースにするため、ランドリールームは南側にレイアウト。目の前の屋外デッキで干すことも可能ですが、室内干しでも数時間で乾燥が完了するんだそうです。

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また、このルームのコーディネートだけは、ホワイトとブラウンがメインの落ち着いたLDKとは打って変わって、可愛らしくクリーンさが強調された印象に。ここで作業することの多い奥さまたっての希望だとか。

「毎日家事をする部屋なので、少しでもテンションが上がるものにしたいと思って、ストライプのクロスを採用しました。私としてはちょっと冒険した部分ですね。正直できあがるまで不安でしたが、理想どおりになったと思います」

5人家族分の家事をより効率的に、もっと楽しく。そんな想いがつまった爽やかランドリールームが完成しました。

設計士のアイデアに惹かれて。顔を合わせて「おかえり」を。

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「動線」という点では、玄関にメイン扉と家族用扉の二つのルートがあったところが印象的。こちらはどのような使い方をしているのでしょうか。

「普段は、家族ルートを使うことがほとんど。家族用扉からキッチンへつながる通路には、ランドセルや上着を収納する『ただいまロッカー』を設置しています。子どもたちの荷物をここにまとめておくことができるんですよ」と奥さまは話します。

学校から帰ったら、靴を脱いで、ランドセルを置いて、キッチンで「ただいま」「おかえり」の挨拶を交わし、洗面台で手を洗う。スムーズに帰宅後の一連の流れをこなせる点が、Iさま邸の大きなポイントのようです。

「これは設計士さんのアイデア。何より、リビングや和室などにバラバラと荷物が散らばることがないのがいいですね。あと、きちんとおかえりが言えるのはやっぱり大切です」

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実はこのルートを通らなかったとしても、2階に上がるには必ずLDKゾーンを通らなければいけないように設計されています。もしお子さんに反抗期が訪れても、親子ゲンカをしているときでも、1日1回は必ず顔を合わせ挨拶をする。そんな工夫がなされているのです。

「こちらの希望をもとにプランを提示してもらって、そこからさらに細かな要望を伝えてかたちづくってもらいました。この間取りに行き着いたときには、設計士さんと『わあ、これはいいですね!』と盛り上がりましたよ。自分たちだけでは思いつかないような面白いアイデアを出してくれて楽しかったです」と奥さま。玄関の引き戸や2階の本棚など、さまざまな場所に工夫が散りばめられています。

また、打ち合わせ時の担当営業の対応も印象に残っていると話します。

「初めてのことだらけで、どう言葉にして伝えたらいいかわからないことも多くて。それを『こういう感じですよね?』と具体的に代弁してくれたので、とてもスムーズにやりとりできました」

Iさまと営業と設計。3組が手を取り合ってひとつのものを完成させる伴走体制が、納得のいく家づくりを実現させたといえそうです。

あえて余白を生み出して、贅沢な空間づくりに。

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吹き抜けからやわらかな日の光が入り、開放感に満ちあふれたリビング。つい横たわってしまいそうな居心地の良さには、ある秘密がありました。

「Webで施工事例を見ていたとき、『リビングをダウンフロアにしてソファに囲まれているような空間にすると落ち着く』という意見を見て、取り入れました。さらに段差の高さも計算してもらって、腰かけたときにちょうどよい深さに設定したんです。ソファだけでなく和室入り口に座って全体を見渡せるんですよ」と奥さま。

ダイニング側からステップを降りて、リビングへ腰かけると......空間全体がやさしく囲われている感覚に。まさに力を抜いてリラックスできるリビングです。また、縦の空間をダイナミックに確保しているため、リビングの広がり感が増しているように感じます。

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「開放感を重視し、あえてリビングにテーブルは置いていません。子どものお友だちが遊びに来たときなんかは、ここにおもちゃを広げておままごとを楽しんでいたりしますよ」

余裕を持って空間を確保しているからこそ、自由に広がる使い方。その心のゆとりもまた、開放感につながっていそうです。

「なるべくぎゅうぎゅうに要素を詰め込まないように、全体を通してあえてスペースをゆったりつくっています。一見ムダとも思える部分を楽しむ、贅沢な住まいにしたいなと。ここまで回遊性を高めなくても生活はできますが、あえてこだわりきってきちんと余白をつくることが、ひとつのテーマでした」とご主人は語ります。

先ほどのただいまロッカーも、通路幅は少し広め。2階のWICも通り抜けられるように設計されています。こうしたゆったりとした空間から、毎日の所作に余裕が生まれてくるのかもしれません。

木が香る自然体で澄んだ空気だから、心地いい。

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それぞれのこだわりのポイントをたくさん語ってくれたIさまご夫婦。ご主人は普段のお仕事で、新築の住まいに関わる機会も多いそうです。

「事業として、引き渡し前の家の清掃などもやっているんですよ。だから新築特有のクロスの糊のにおいなどには敏感ですし、私自身がアレルギー体質なのですごく気になるんです。でもこの家が引き渡されたときには、全くそういったにおいはしませんでした。ビックリしましたよ!」

基本、壁は漆喰、床は無垢材を活用し、自然素材たっぷりに仕上げたIさま邸。ほんのりと木の香りが感じられます。

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「空気清浄機は置いていないんですが、なんとなく空気が澄んでいる感じがするというか。子どものお友だちが来たときも『木のいいにおいがする!』と言ってくれますね。調湿効果も高いと思います」と奥さま。以前と比べ梅雨もとても快適に過ごせているといいます。

「やはり自然素材や木の香りが好きな人には、ソネケンの家がいい。3年半経つ今もその良さを実感していますし、コロナでおうちにいる時間が増えた期間も、とても快適に過ごすことができました」

自然素材に囲まれた気持ちいい家、家のどこにいても一人ひとりの気配を感じられる空間、「ただいま」「おかえり」が自然に言いあえる設計。その一つひとつのこだわりが、家族の時間を充実させているようです。

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最後に「ここはつながってるんだよ!」「あっちはこう使うの!」と元気いっぱいに家じゅうを紹介してくれたお子さんたち。その笑顔から、この住まいがお気に入りの空間であることが伝わってきました。