お客さまの声

妻も子どもも愛犬も、家族みんなを第一に考えてかたちにした住まい

IMG_8962.jpg

自然豊かな道を抜け、昔ながらの家と新しい家が混在する住宅地。その一角に佇む、黒のガルバニウムをメインとした2階建てのお家が、今回おじゃまするお宅です。前庭を埋めるグリーンとポストのレッドが、鮮やかでパキッとしたアクセントを加えてくれています。

魅力たっぷりの仙台で、夢のマイホームを。

IMG_8787.jpg

今回お話を聞かせてくれるのは、1年半ほど前の2021年からこちらで生活をはじめた田村さま一家。ご夫婦と小学6年の長男、4年の長女、そして2頭の愛犬と暮らすご家族です。

「僕自身は東京出身。仕事で仙台に来ていたときに奥さんと出会って結婚しました。とにかくごはんも人も自然も温泉も......魅力が詰まっているこのまちが気に入って。将来家を建てるなら、ごみごみした都会の街中よりも、こうした落ち着いた場所に住みたいなと思っていました」とご主人。

実は、お仕事で仙台に来ていた理由はサッカーにありました。ご主人の田村直也さまは、ベガルタ仙台に所属したのち、東京ヴェルディに移籍した元プロサッカー選手。2019年に引退し、家族みんなで仙台へ移住してきました。

IMG_8822.jpg

「奥さんが仙台出身ということもあって、引退後は仙台に住むだろうなと現役のときから思っていたんです。だからまず土地だけは現役時代に購入していました」と話すご主人に、奥さまはこう続けます。

「仙台のあとは東京のチームにいたから、もしかしてこのまま東京に住むことになるんじゃないかと不安で......仙台に戻る確約がほしかったんですよね(笑)。主人がこの気持ちを尊重して、私の『マイホームを建てたい』という夢を叶えてくれたんです」

マイホームを建てることがある種の「結婚の条件だった」と笑って話す田村さまご夫婦。奥さまの幸せが第一。そんな愛にあふれたご主人の想いがひしひしと伝わってきました。

はじめから、考え方も重視したいポイントもマッチ。

IMG_8810.jpg

では家づくりを本格的に考えはじめたとき、どのように住宅会社を選んでいったのでしょう。当時の想いや状況をご主人が話してくれました。

「ほかの会社も見ていたんですが、相当な費用をかけないと希望のかたちにはできなさそうで......特に総二階の箱のようなタイプはしっくりこなかった。同じ予算を使うなら、もっと自分たちの理想とする家を建てられるところにしたいと思っていました。そんな中、土地を買った地主さんが紹介してくれたのがソネケンの曽根社長だったんです」

顔合わせの場でほぼソネケンに決めたというご夫婦。特に奥さまがマッチする会社だと感じた理由は、ベストな間取りを方角から考える「方位学(家相)」の会話にあったそう。

IMG_8760.jpg

「昔から方位学を考慮したいと思っていたんですが、賃貸だとなかなか難しいじゃないですか。でも家を建てるなら最初から考えられる。そんなことをふわりと思っていたら、地主さんと曽根社長に会ったときにその話が出て。こちらのことを伝える前からすでにフィーリングが合っている気がしたので、素直に頼ろうって思いました」

実際、当初検討していた玄関の位置は、方位学のアドバイスを踏まえて反対側に変更。結果的にこれが非常によい判断だった、とご夫婦で声を揃えます。

「人が来るとき、リビング側からその様子が見えるので防犯につながるんです。知り合い以外は入りにくいみたいで、勧誘の営業とかも全然来ません。玄関位置を変えて防犯対策をしたいとは考えもしていませんでしたが、すごくよかったです!」

空気の流れや呼吸のしやすさがひとつの鍵に。

IMG_8827.jpg

さらに、木造住宅への憧れがあったと話す田村さま。以前住んでいたRC造の賃貸住宅で感じた結露の多さや空気の流れの悪さ、密閉感を回避したいという想いもあったようです。

「独自の工法や材木の種類、高気密高断熱の精度、換気システム、モダンなデザインを取り入れていること......いろんな話を聞かせてもらいました。木を主軸にこだわりをきちんと持っていて、自分たちが大切にしたいこととフィットしていた。これがソネケンを選んだ一番の理由です」とご主人。

デザイン面で惹かれる部分があったことはもちろん、家そのものの性能やつくり手の考え方に納得感があったからこその決断でした。さらに、家族への想いの強いご主人だからこそ着眼したポイントがあったそうです。

お医者さんとも連携されていますよね。家って1〜2年だけじゃなくて何十年と住むものだから、身体には何かしら関わってくると思うんですよ。だから、ソネケンの家づくりの仕組みや考え方を聞いて非常にいいなと感じました。木は呼吸をするし、我々も犬も観葉植物も呼吸をする。夫婦ともに病気がちな家系だし、子どもたちが将来スポーツを生業にしていく可能性もあるし......呼吸はキーワードとして気にかけていました」

IMG_8845.jpg

実際この家に住み始めてから、具合が優れなかった愛犬の様子に変化を感じたんだとか。

「もう12歳のサンダーは、以前ソファから落ちて脱臼しちゃったことがあって。そこから元気がなくよたよた歩き状態だったんです。でもこの家に住んでからは、何ごともなかったかのように走り回るようになりました」と奥さま。

初めて会う取材メンバーにも、愛想よく身体をすり寄せてきてくれる黒いミニチュアダックスフンドのサンダーくん。年下のマリンちゃんと一緒に家じゅうをかけまわり、なんだかとても楽しそう。とても体調を崩していたとは思えぬ身のこなしです。

豊かな共感力と確かな提案力に助けられて。

IMG_8918.jpg

田村さま一家にとって、そして何より奥さまにとって、念願のマイホーム。奥さまが好きな観葉植物が随所にレイアウトされ、生活感が表出しないスッキリとした空間に仕上げられています。間取りを決める際には、特に奥さまの想いと工夫をたくさん詰めこんだそう。

「私、キッチンがリビング・ダイニングと向かい合わせだと気が散って料理がうまく進まないんです。リビング側に生活感を見せたくないし、ワンちゃんたちの出入りを制御できるようにもしておきたい。だからキッチンはアイランド型ではなく独立型にしてもらいました」

IMG_8666.jpg

さらに水回り関係でオーダーしたのは、洗面台と脱衣所部分。通常、この2つは同じ空間にまとめられることが多いですが......

「これから年頃を迎える子どもたちのことを考えて、お風呂あがりと手を洗うタイミングがかぶっても問題がないよう、扉で仕切って別々にしてもらいました。自分自身、ここが同空間だとイヤだと思った時期があったので。さらに設計士さんのアドバイスを受けてとなりにトイレを配置したことで、トイレは手洗い場なしにできました」

実家暮らし時代の経験を踏まえた工夫と設計担当のアドバイスを踏まえ、理想の水回りが実現。光もうまく取り入れることで、非常に清潔感のある空間ができました。

「年上の設計士さんでしたが、何より『そうだよね!』と私たち世代の考えに共感して提案してくれたのが印象的。想いを汲み取った上で最適解へすんなり導いてくれたので助かりました」

設計担当の寄り添う姿勢や視点の豊富さによって、気持ちよくスムーズに進んだ打ち合わせ。「頼れば必ずいいものができる」と信じて任せられる存在は大きかったようです。

帰ってくるたび「いい家」と感じられる外観。

IMG_8678.jpg
IMG_8725.jpg

さらにご夫婦二人ともが要望していたのは、2階のスタディスペースです。

「中2階のある家に憧れがあって、子ども部屋とダイニングをつなぐようにスタディスペースを吹き抜け上に設置しました。子どもたちもちゃんと使ってくれていますよ。声も届くのですぐ呼べますし」

1階にいる人と視線は合わないけれど、気配は感じられる。その絶妙な距離感が、家族の心地よい空気をつくっているようです。

IMG_8976.jpg

「あ、でも何だかんだ今一番気に入っているのは外観かも。ブラックを基調に、玄関やデッキ、そして軒裏は赤みのあるレッドでまとめました。帰ってくるたび『ああ、やっぱりいい家だなあ』って思うんです」と話すご主人に、奥さまもうなずきながらこう続けます。

「私も!犬小屋をそのまま大きくしたような......正面から見た佇まいがすごく好き。他のどんな素敵な家を見ても、結局はうちが一番いいなって思っちゃうくらい」

友人が遊びに来たときも褒めてもらえる、そんな大満足の外観。駐車空間を広くとったことも相まって、目の前にバンと広がる存在感がより印象に残ります。

エキスパートとつくる家族全員が心地よい家。

IMG_8949.jpg

この家づくりを経て、友人にもソネケンをおすすめしているというご主人。これまでの打ち合わせを振り返り、こう語ります。

「要望を伝えて、できないと言われることはありませんでしたね。家だけでなく暮らしや人生のトータルをコーディネートしながら、ニーズにしっかり応えようとしてくれました。各パートにエキスパートが集っていて......曽根社長なんてまさに『職人の手』という風格の分厚い手ですし。実際に住んでみて、この金額でこんなハイクオリティな家ができるの!と驚きですよ」

生活者でありながら、家づくりマスター。そんなプロフェッショナルたちのさまざまな視点を交えてコミュニケーションがとれた田村さま。入居後も細かな相談や修繕をお願いしているそうです。

IMG_8903.jpg

さらにこの1年半ほどの生活を経て、今ではある可愛らしいルーティンができているんだとか。

「リビングの大開口を開けると、ワンちゃんたちがワーッとウッドデッキに出てひなたぼっこをしはじめるんです。そのまま家族が出かけるのを『いってらっしゃーい』って見送って、室内に戻ってくる。これが毎朝の儀式みたいなものですね(笑)」

奥さまが「犬小屋に住まわせてもらっているんです」と例えるこの住まい。ビジュアルもさることながら、住環境も愛犬たちがのびのびと暮らせる状態が整えられているようです。

お気に入りの建屋へ、そして家族のもとへ帰る瞬間を、これからもじっくりゆっくりかみしめてほしい。そう思わず願ってしまうような、愛に満ちあふれたお住まいでした。