お客さまの声

建て替えで見えた、ふたりで紡ぐ新しい住まいのかたち。

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春の陽ざしがやさしく差し込み、芽吹きの気配に満ちたある日。優しい白を基調とした外壁と、木の柵の温もりが印象的な、Wさまご夫妻のご自宅が見えてきました。お子さまが独立され、現在はご夫婦おふたりでの暮らし。今回は、ご自宅を建て替えるに至った経緯や、新居の住み心地をうかがいました。

子育てを終えて、ふたりの時間を楽しむ理想の家へ―

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「子育てを終えて、夫婦ふたりのこれからを楽しむための家にしたかった」

そう語るのは、築約20年の住まいを建て替えたWさまご夫妻。以前の住まいは、4LDKの間取りに狭めのリビング、そして寒さが気になる家だったといいます。

「当時は子育て中心の家でした。でも、子どもが巣立ってからは、リビングが狭く感じてきて。最初はマンションも考えましたが、趣味の道具やアウトドア用品を置く場所がなくて。自分たちらしい暮らしを考えたとき、やはり建て替えがベストだと考えました」と奥さま。

「あたたかくて、美しい家に住みたい」―断熱とデザインの両立

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家づくりの参考に、いくつかの見学会に足を運んだWさま。中でも印象的だったのが、ソネケンの見学会だったといいます。

「1.5階建ての間取りがとてもユニークで、使い勝手がよさそうだと思いました。加茂のモデルハウスもスタイリッシュで、木の雰囲気も好みでした」とご主人。最終的な決め手となったのは「断熱性能の高さ」でした。

「前の家は本当に寒くて。特に脱衣所や廊下の温度差がつらかった。断熱について調べる中で『FPの家』に出会い、ソネケンなら理想のあたたかい家がつくれそうだと思いました」と振り返ります。

東北の自然とともに暮らす─趣味を活かす空間設計

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東北の山々や四季折々の自然を愛するWさまご夫婦。スキーや登山、アウトドアライフを存分に楽しむ暮らしが、住まいの随所に見て取れます。

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2階には、ご主人専用の趣味部屋を設置。一部の壁に有孔ボードを用い、ギアやアウトドア用品を飾りながら機能的に収納できるよう工夫されています。

また、玄関隣のシューズクロークにはOSB合板を使用し、スキー板用のフックを設置。長さのあるスキー板も楽に収納でき、シーズンごとの道具もスムーズに出し入れできる仕様に。

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在宅勤務が多いご主人のために書斎スペースも確保。

以前は外に出なければ見えなかった桜の木も、今では室内から眺めることができるようになり、四季のうつろいを楽しむ、お気に入りの場所になっているそうです。

2度目の家づくりで見えた「本当にほしい暮らし」

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「2回目だからこそ、こうしたいという希望が最初から明確でした」とご主人。

たとえば、以前は庭の手入れが負担だったことから、今回はメンテナンスが楽なように外構をコンクリート中心に。

敷地には「グランドアートウォール」と呼ばれる発泡スチロール製の軽量で丈夫な壁を採用し、視線を遮りつつも圧迫感のない、開放的な外観を実現しました。

また、将来を見据え、1階で生活のほとんどを完結できるように間取りを設計。趣味の部屋や広めの水まわり動線など、ご夫妻のライフスタイルに寄り添った空間になっています。

「今回は細かい数値にもこだわりました。窓の面積と、FPの係数を調べて、表面積からUA値をチェックして...。計算が合わないとソネケンさんに伝えてしまって(笑)。超うるさい客だったと思います。でも、最後まで曖昧にせず、しっかり対応してくださった。納得して進められたのが大きかったですね」とご主人。

「家中、いつでも快適」─暮らし始めてわかる性能の高さ

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建て替えから1年。住み心地をおうかがいしてみたところ、「とにかく快適。それに尽きますね。1台のエアコンで家全体がまんべんなくあたたかく、夏は涼しい。廊下も脱衣所も寒くないんです」と笑う奥さま。

空気の流れを計算して設けたスリットや、冷暖房効率を意識した扉の位置、断熱窓のグレードなど、細部に至るまで気配りの行き届いた設計。

「遮熱ガラスのおかげで、外からの視線も気にならず、カーテンを閉めずに生活できるんです」と、ご夫婦のお気に入りのひとつを教えてくださいました。

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また、車庫の屋根からの採光計算や、夏の日差しを遮る庇の長さなど、日照計画にも細やかな配慮が。

「外から見ると光が反射して中が見えないガラスもよかった。建物全体のラインがそろっていて、外観の美しさにも満足しています」とご主人。

夫婦の時間も、ひとりの時間も、心地よく

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間取りには、夫婦ふたりそれぞれの心地よさも反映されています。

ご主人は在宅ワーク中心、奥さまは外で勤務。ライフスタイルの違いをうまく調整するために、適度な距離感と共有スペースの両立を目指しました。

「自分の部屋は不要と思っていましたが、ランドリースペースが自然と私の居場所になりました。お化粧もここでしていて、ちょうどいい距離感で気に入っています」と奥さま。

キッチンにはお二人で立たれることも多く、ご主人は「前の家では並んで料理するのが窮屈でしたが、今はふたりで並んでもゆとりがある。朝ごはんも僕の担当で、キッチンに立つ時間が増えました」と楽しそうに話してくれました。

「使える空間」へのこだわり

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造作家具や収納にもアイデアが満載です。

階段下には収納棚を設け、趣味部屋には有孔ボードを設置。ランドリールームには衣類乾燥機「乾太くん」専用の台を設け、その隣には作業カウンターを配置するなど、使いやすさと美しさを兼ね備えた空間設計としました。

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また、以前の住まいで「独立した和室が物置化してしまった」という反省を活かし、今回は和室をリビング続きに。普段は開け放して使い、将来は寝室としても活用できるように設計しています。

リビングの床材には、ソネケンのモデルハウスで出会って以来一目惚れだった「桜の無垢材」を採用。経年変化を楽しみながら、長く愛せる住まいになっています。壁は塗り壁で、調湿や健康への配慮も欠かしません。

見学会で出会ったBKFのチェアも、インテリアの参考に取り入れたお気に入り家具のひとつです。

「子どもではなく、私たちのための家に」─建て替えの選択

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1階には子どもたちが里帰りした際に宿泊できる和室を設置。

現在は主に客間として活用していますが、将来は夫婦の寝室としても使えるよう、ベッド2台が置ける広さを確保しています。

変化するライフスタイルにも柔軟に対応できる間取りです。お子さまが独立した今、部屋を確保するのではなく、自分たちが快適に暮らせる空間を優先した選択に、周囲からの反応も上々だそう。

「友人たちにも『ふたりのための家って本当にいいね』と褒めてもらえる。子どものためのスペースではなく、自分たちのための空間を持てるって、やっぱり嬉しいですよね」と奥さまは話してくれました。

ソネケンとつくった、理想のかたち

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最後に、パートナーとなったソネケンについてうかがうと─

「押しつけがましくなくて、自分たちのペースで家づくりを進められたのがよかった。他社は営業がすごくて引いてしまったけれど、ソネケンさんは程よい距離感。連絡が来なさすぎて『そろそろ連絡してほしいな』と思った時もありましたけど(笑)」とご主人。

「和風になりすぎない絶妙なバランスを提案してくれて、本当に理想のかたちになったと思います。建て替えを選んで、よかった」と奥さまも笑顔で締めくくってくれました。