お客さまの声

水平に広がる家族の風景 -1.5階の平屋-

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特徴的な片流れ屋根が印象的なYさま邸。ご夫婦と3歳のお子さまが暮らし、どこにいても家族を感じられる工夫が随所に詰まっています。当初は平屋をご希望でしたが、快適さとご家族のつながりを大切に、1.5階建てを選ばれた経緯をお伺いしました。

お互いの存在を感じながら過ごすフラットな空間

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「以前はアパートの1階に住んでいて、家を建てるなら階段の昇り降りがない平屋がいいと思ったんです。この土地の広さなら実現できそうだと思って」

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そう話すYさま夫妻の家。最大の特徴は、キッチン、ダイニング、リビング、和室がフラットに並んだ正方形の大空間。リビングの掃き出し窓を開けるとテラスから庭へとつながり、夫婦の寝室もリビングと隣り合っています。

家族の過ごす空間が水平につながり合い、それぞれ別のことをしていてもお互いの気配を感じるような、優しい広がりを感じる空間です。

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「とにかく全部フラットに、一つの空間にしたかった」というこの家は、モダンなデザインながら、どこか日本の伝統的な住宅の雰囲気も。全てが水平につながった空間を、建具や家具の配置を使って少し閉じたり、開いたり。そんな柔軟さが、畳と柱で構成された日本の住宅と近いのかもしれません。

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大人たちが話す横で、お二人の長男・Sくん(3歳)が、和室、リビングからキッチンへと元気いっぱい走り回ります。それでも、空間全体が見通せるので、Sくんを見守りながらゆっくりと話せます。家具のラインも揃っているから、何かにぶつかったりつまずいたりする心配も最小限。みんなが安心して過ごせる空間です。

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大空間の中に溶け込む和室

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Sくんのおもちゃが置いてある4.5畳の和室はキッチンの正面。障子を閉めて仕切ることもできますが、ほとんど常に開放しています。料理をしながらでも、自然にSくんの様子を見守ったり話をしたり。畳とリビングの無垢材フローリングもフラットで、鴨居と天井の間に壁がないことでキッチンやリビングからの視線が抜け、空間全体に一体感があります。そんな細かいところも、ご夫婦2人でこだわりました。

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正方形に並んだ4つの機能がそれぞれ独立しながら、全体が一つにつながり、家族の存在をいつも感じられる空間。Yさま夫妻がいちばん求めていたものです。

「やっぱりソネケンにしよう」

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Yさま夫妻が家づくりを考え始めたのは、Sくんの妊娠中でした。

新しい家族の住まいを作ろうと住宅展示場を訪ねましたが、営業担当者と話す時間が長くかかり、1日2箇所を見るのが精一杯。妊娠中ということもあり、そろそろ2社に絞って検討しようかと話していたとき、ご主人が「もう一つだけ見に行ってみよう」と提案。そうして訪れたのが、ソネケンの八乙女パルク(展示場)でした。

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「他のメーカーと違って、営業の方が強く推す感じがまったく無く、さらっと案内してくださったのが印象的でした」と奥さま。デザインはもちろん、木の香りと温もりを感じられるソネケンの家にとても好印象を持ちましたが、出産も近づいていたため、その後しばらく家づくりはお休みすることにしました。

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Sくんが生まれて3ヶ月が経ち、少し落ち着いてきた頃、Yさん夫妻は気になっていたソネケンの完成住宅見学会に参加。八乙女で対応した担当者と半年ぶりに再会し、その後、沖野やみやぎ野の展示場も訪れる中で「やっぱりソネケンにしよう」と決めました。

他のメーカーとも何度か打ち合わせを重ねましたが、ソネケンは要望を細やかにくみ取り、寄り添ってくれる姿勢が印象的。担当者の人柄を「信頼できる」と感じたことが、決断の大きな決め手になったといいます。

"いいとこ取り"を叶える「1.5階」

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Yさまの家は実は平屋ではなく、1階部分の約半分に2階がある『1.5階』形式です。コンパクトな2階部分には、将来の子ども部屋を想定した2つの部屋と、3.5畳の収納スペースを設けました。

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「沖野の展示場を見学した時に1.5階の家を見せてもらって、『こういうのもいいね』となりました。平屋に+αで部屋があれば使い勝手がいいし、子どもが大きくなった時にプライバシーを守ることもできるかなって」とご主人。

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リビングの上には2階が無いため、天井が高いリビングも実現。化粧梁を含めた3本の梁を現し、勾配のある屋根に包まれたダイナミックな空間に。リビングと和室の天井部分を木目にすることで、空間全体にメリハリが生まれました。キッチン上部やダイニング脇にも大きな窓があるので、全体としても充分な明るさです。平屋の良さを存分に持ちながら、収納面や彩光はもちろん、家族のステージの変化も受け止める、理想の家が出来上がりました。

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2階を作るときにもう一つこだわったのが、まっすぐ直線に伸びる階段。

「三角形のステップができるのが嫌で、どうしてもまっすぐにしたかった」という奥さま。階段の配置は住宅設計の中でいちばん難しい部分ですが、2階の部屋の配置や、階段下のトイレ壁面を工夫し、まっすぐな階段を実現しました。1階のフラットな空間と同様、家の中の動線にできるだけ引っかかりを作らず「家族がスムーズに移動できるように」という願いがここにも貫かれています。

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これからをずっとともにする家だから

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家づくりについて、とても繊細なところまで気を遣うYさまご夫妻。その熱心さには担当者も驚くことが多かったそう。設計の過程で奥さまが自ら模型を制作して細部のおさまりを確かめたり、入居後、Sくんがいたずらしないよう、カウンター下にご主人が手作りの綺麗な格子をつけたり。家族が長く住む家のことを真剣に、その中でも楽しんで考えるYさまご家族にとって「願いを実現する方法を一緒に考えてくれるソネケン担当者の存在はとても大きかった」とのことでした。

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庭の芝生も天然とは思えないほど美しく手入れされ、Sくんの自転車の練習も安心。元気な声とみんなの笑顔が水平に広がり、どこまでも続いていくようなこの家は、家族の成長をこれから長く、温かく見守ってくれるに違いありません。